えびすや猫洞店で食べる冷やしたぬききしめん(第2回きしころスタンプラリー)

7月某日。

第2回きしころスタンプラリーの参加店をぼちぼち食べ歩いています。

3件目は、名古屋市千種区猫洞通にある「えびすや猫洞店」さんへ。

「えびすや」は名古屋を中心に展開する麺類食堂。以前どなたかから教えていただいた情報だと、基本的にはどのお店も暖簾分けのようで、麺はすべて手打ちでお客様へ出さないといけなくて、それができなれば看板を降ろさないといけないらしいです。(誤情報あればご指摘ください。)

さながら名古屋麺類界のグレイシー一族でしょうか。なんともストイックな縛りではありますが、手打ちというスタイルを守るためのその姿勢、食べ手としては嬉しい限り。みなさま、どうぞご起立いただき拍手を持って丹精込めた一杯をお迎えください。あ、いや、それだとお行儀が悪いので座ったままで結構です。

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歴史を感じる「えびすや」のロゴ。いいですねえ。

お店はテーブル席と座敷席がメインで、入り口入ってすぐ右手には麺打ち場もあります。入店したのは18:00頃。夜の部がはじまったばかりでしょうか。先客1組と平日夜ならではののんびりした時間が過ぎていきます。

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メニュー。見開き2ページのシンプルな構成。

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お箸袋にも、湯のみにも、卓上の小物にも「えびすや」のロゴが入っています。お手拭きではなくて、おしぼりなのがありがたい。

スタンプラリーの推奨メニューである「冷やしたぬききしめん」を注文。今日はご主人らしき男性の姿はなく、バイトなのかな?若い男性が厨房に2名、フロントに2名の4名体制。

そういえば初めてこちらへお邪魔したときは、たしか「きしころ」と「かけうどん」を食べたんだっけ。かわいいお嬢さんのスタッフが「小盛りにもできますよ」と気を遣ってくださったんだよねえ。きしころの麺がびっくりするくらいに形が整っていて、匠の技に驚嘆したんだったよなあ。それから、かけうどんのお汁。独特の動物臭みたいなのは何だ?と某SNSでつぶやいていたら、某うどん店主が「なんでお前そんなことが分かるんだ」って言いながら教えてくれたんだっけな。そうそう、私はこのお店をきっかけに「帝国醸造」の名前を知ることになりました。

楽しい思い出にしばらく酔いしれていましたが「お待ちどうさまでした」の声で現実に戻る。

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冷やしたぬききしめん800円。底の浅い大きな丼には少な目のお汁に浸った麺、そして麺が見えないほどに盛られた天かす・刻み海苔・わかめのトッピング。天かすと海苔の風味がテーブルを駆け抜けます。

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探り探り麺や具材を楽しむよりも一気に混ぜたほうが良さそうだなと思い、横着に混ぜてからいただきました。

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昔に食べたきしころの記憶よりも少し麺の幅が狭くなったような気がしますが、向こうが透けるほどに薄い麺は健在。箸で持ち上げるとくたくた感があるのですが、引っ張ると伸びやか、噛めばしっかりと弾力を感じます。薄くて伸びやかで弾力もある麺はなんとなく米粉で作った麺を食べているような雰囲気でもあります。

海苔と天かすの味と風味でぐいぐい食べ進められます。お汁は少し濃いめで天かすがなじんでくると結構な濃い口に。最初はちょっと麺が少ないかなと思ってはいましたが、具材のボリュームと天かすの油分で思っていたよりもお腹が満たされます。スタイルとしてはラーメン屋のまぜそばにも少しニュアンスが近いかな。

お出汁の風味や味がダイレクトに感じにくかったのが惜しまれるところです。あの臭いはやはりあたたかいお汁じゃないと感じにくいかもしれません。次は肉うどんでも食べてみるか。

食べ終わるころにはお客が3組に増えており、どのお客さんもアルコールを注文している様子。夜はこれからですもんね。会計時にスタンプを押してもらいお店をあとにしました。

厨房にいた若いふたりはただのバイトなのかな?それとも修行の身なのかな?願わくば後者であって欲しいですね。ご主人の年齢や後継ぎがいないなどの理由で閉店していく老舗の麺類食堂も増えてきているように思います。こちらのお店のご主人が職人を育てあげ、職人さんが腕を上げて独立されて、そう遠くない未来に「手打ち」を掲げた麺類食堂が新しくオープンすることを期待して、ごちそうさまでした!

以下、食べログ店舗情報です。

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