えびすや勝川店で食べる天ころきし(第2回きしころスタンプラリー)

8月某日。

第2回きしころスタンプラリーに参戦中。現在4件制覇。今回は春日井方面に用があったので、このタイミングで行かないと行く機会を失いそうな、勝川駅近くの2店舗へ行ってきました。勝川駅で下車するのはカレー煮込みスタンプラリー以来ですね。

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11時前頃にJRか中央線の勝川駅に到着。駅から直結の歩道橋を降りて、駅前商店街である「大弘法通り」をどんどん進んでいきます。アスファルトの照り返しが厳しい暑さとなってきました。外を少し歩くだけで体が焼けそうなほどになりますね。

商店街を抜けて最初の交差点も渡り、少し歩くと右手に見えるのが今回の目的地、スタンプラリー5件目となる「えびすや勝川店」さんです。えびすやさんは名古屋麺類界のグレイシー一族、完全に手打ちでの提供じゃないと看板を下ろさないといけないという噂もある、ストイックに旨い麺を食べさせてくれる麺類食堂。どなたか本家と言われる大治店からの暖簾分け系統図を作ってくださると嬉しいのですが。(情報くださればこちらで作成してみたいほどです)

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えびすや勝川店は、マンションの一階のテナント。両隣も店舗のようですね。地元に溶け込んだ名店といった佇まいで、懐かしの麺類食堂といった外観です。

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紺色ベースにえびすやの意匠、おそらく全店舗で統一されているはずです。老舗らしさを感じますね。暖簾をくぐるときれいに並んだテーブル席が目に入ります。真ん中と右にきれいに並べられたテーブルと左手に見える座敷席のレイアウトのせいか、敷地以上に広がりを感じる店内です。オープン直後に入店し、先客は1組。

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この湯のみと箸袋が「ああ、えびすやさんに来たなあ」と感じる瞬間。スタンプラリー推奨メニューの「天ころきし」を注文します。

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手書きのメニューがよい感じ。入り口付近に目をやると、きしめんとうどんのおおよその茹で時間が書かれており、注文してから茹でるから提供までに時間をいただく旨の断り書きがありました。

そばよりも太い麺ですから、ちょっと考えれば茹で時間が長くかかるにきまっているんですけど、昔からうどんには「早い、安い」の印象が刷り込まれてしまっているので、この手の断り書きがないと理解が得られないのもやむを得ないのもしれません。

ランチなど限られた時間での食事でどうしても早く済ませたいのも理解はできますが、手打ちで茹でたてのうどん・きしめんは時間がかかるけど美味しいというのを知っていただければ嬉しい限りです。

昼前になるにつれ、年配のご夫婦やサラリーマンが続々入店。地元に愛されている良いお店なんでしょうね。あとで書きますが、途中、気持ちのいい接客を目の当たりにしながら待つこと約20分、注文した一杯が到着。

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天ころきし1300円。えびの存在感がすごいですね。丼は通常のサイズなのですが、こうしてみると小さく感じます。

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黒い丼に白の幅広きしめん、黒と白のコントラストがいいですねえ。お汁は気持ち少な目で、麺は泳いでるというよりも、浸かっているといった印象。えび天は見た目の存在感以上に、揚げたての香りがすさまじく、食欲の針はすぐに最大値まで急上昇。早速いただきます。

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麺がすごくいい!幅が広めの麺で、持ち上げるととてもやわらかな麺なのですが、伸びやかさも噛みごたえもしっかりあります。そして、すすりあげると麺の両端が踊るようにぴらぴらと口の中へ入っていきます。この絶妙な幅と薄さが、きちんとすすることができて、なおかつ、踊るような感触を楽しむことができるんでしょうか。幅広のきしめんにもかかわらず、食べにくさを全く感じさせません。それから、食べている途中で気が付いたのですが、他店よりも若干やわらかい食感で、食べ疲れも感じません。

ダラダラ書きましたが、一言でいえば「めちゃくちゃ好み」の麺です。

お汁は少し辛めですが、甘さを感じないお汁はむしろ好みに近いので大歓迎。天ぷらにもよくあっていますし、やわらかな麺との相性もすこぶる良いように感じます。塩分補給もばっちりで昼からも頑張れそうなお汁です。

いやあ、麺もお汁も好みで「美味しい」ばかりが頭を駆け巡り、一気に完食。わざわざ足を運んだ甲斐がありました。会計の時にスタンプラリーのことでお店のお姉さんが声をかけてくださいました。こちらもいろいろ聞いてみたいことがありましたが、お客も増え、こちらも二件目がありましたので、すぐにお店をあとにしました。伝え忘れてしまいましたが、とても美味しかったです、ごちそうさまでした!

きしめんのことではありませんが、印象深かったのが注文してから待っている間の出来事。

お店のお姉さんがいきなりかけ足でお店の外へ出られて、誰かを追いかけていったと思ったらすぐに戻ってきて「お父ちゃん、ざるきし~。」とお店の奥のご主人に伝えて、またお店の外に出て、お客らしき年配の男性に話しかけています。こちらの人生の先輩、どうやら足がお悪いようなのですが、お店のお姉さんが扉を開けてあげて、手を引いて、足元に気を遣いながら席まで案内しておられたんですね。

おそらく、この人生の先輩、ほぼ毎日こちらのお店へいらっしゃる方なんだと思いますし、お店のお姉さんもそれが至極当然のことでいつもの日常なんだとは思いますが、街中のお店だとこの手の当たり前のケアをあまり見られないせいか、見ていてなんだかすっかり気持ちが良くなってしまいました。

足しげく通っている常連さんや地元のお客さんを大切にしていただきたいですし、そのためにもお店のペースでくたびれない程度に末永く続けていただけれたなら、それ以上嬉しいことはありません。私のような「よそ者」はご迷惑をかけない程度にその恩恵をあずかれたら、それだけもう十分。遠足気分もあいまってか、記憶に残るとても美味しい一杯でした。

以下、食べログ店舗情報です。

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